子どもから大人まで扁平足で悩む方が多いかと思います。
現在の治療論では改善が得られず悩み続ける方が多いと考えています。
<現在の介入論>
扁平足:足の内側にあるアーチが潰れている
方針:そこを支持する後脛骨筋の強化にて支える
→大きなメソッドとしては上記の考え方が一般的である。
介入方法:後脛骨筋の筋力強化、内側を持ち上げるインソール処方
筋力が低下しているであろうという前提で説明されている事が多い。
<私が考える扁平足の介入方法>
扁平足:骨の側方偏位による配列異常
方針:配列を整えて真っ直ぐに荷重がかかるように修正する
→理由として体重がかからずとも扁平足の足の形状をしているケースでは筋力ではなく、足の形状が問題に主要因と考えるため
介入方法:脛骨、距骨、踵骨の骨のアライメント(配列)を垂直になるように修正する
一般的には足部の回内または外返しの動きにて、潰れるとされているが、このような動きにて潰れているわけではなく、側方にズレていることがトラブルの主要因として考えている。
このように扁平足は足関節と足部の関節の側方偏位(ズレ)が各所で起きたことによる骨同士の位置障害であると考えております。
通常はスネから足裏まで骨を一直線に近いような形で積み上げられていれば良いのですが、扁平足を呈するようなケースでは、だるま落としのように踵骨・距骨・脛骨の連続して上に積み上げる骨が踵骨レベルで外にズレたことで、上に積み上げられている骨に対して内側に倒れる力が作用した結果、内側のアーチが潰れる。それが扁平足に至る要因と考えております。
そのような形でズレているため片脚で立とうとした瞬間に内側が潰れてよろける形になりやすいかと思います。
インソールや筋力トレーニングでは、そのズレたスペースを穴埋めしたり、落ちようとするものを無理矢理、筋力で持ち上げているだけになっているかと思います。そのため、それが効かない、もしくはない状態では結局、支えきれずに潰れてしまう。そのため改善しないという状況は一行に変わらないのです。
見直すべきは積み上げられている骨の側方偏位を修正することです。
当サロンでは、その側方偏位が生じている部分を適切に捉え、改善し得るものであることを示していきたいと思っております。
ぜひ、扁平足と悩んでいる方、またそれにより痛みを抱えている方がいましたら、ぜひ一度、ご相談いただければと思います。
一人でも多くの方が扁平足から解放されるように頑張ります!